「んじゃあ、いってきま~す。」

おにいちゃんが家をで・・・


『まって!!
あたしもいっしょに行く!!』


そうになるのを引き止めた。


「早くしろよ~。」

『はぁい!!
じゃあ、いってきまぁす!!』


おにいちゃんは自転車に乗って待っていてくれた。

『後ろ失礼しまぁ~す!!』

「しゃあねぇなあ!」

文句を言いつつも後ろに乗せてくれるおにいちゃん。

『あぁ~。かいてきかいてき。』

「さいですか。」


くだらない話をしていると・・・


「きゃー!!舜くんだぁ!!
おはよ~!!」

「舜くんっ///
お、おはよう!!」


「あぁ、、おはよう」



「「「きゃあ~」」」



『朝から元気だね・・・。』

あにいちゃんはすっごくカッコイイ。

勉強も運動も顔も、
すべてにおいてトップクラスだ。

もちろん背も高いから、モテモテなのはあたりまえ。


それに比べてあたしは・・・


「なにあの後ろの女!?」

「まさか、彼女とかじゃないでしょ!?
あんなブス!!」

「舜くんにつりあってないし!!」

「まぢありえない!!」


なんて感じに言われるのはなれている・・・。

自分でも自覚してるし・・・。

バカで運チでチビで・・・。

おにいちゃんとは比べモノにはならないくらい。

だからって・・・

そこまで言わなくてもよくない!?