次の日、楓華と昨日の大きな建物に行くと、楓華と事務所の前で別れた。 宮内さんに電話をかけると、案内されて着いた事務所はやっぱり楓華の事務所に比べると、小さかった。 ノックしてドアを開けると、椅子に女の人とスーツの宮内さんがいた。 「あ…聖夜君も座って」 言われた通り、女の人の横に座ると、宮内さんはニコッと笑って言った。 「二人とも、今度朝のドラマに出てもらうから」 ………………え? 「そんな急に?」 「あ、まだ決まってないからドラマの偉い人に挨拶行かなきゃいけないんだけどね」