「あんた天然?」 「は?」 「全く………」 天然小悪魔。 本当むかつく。 それから数日後、またあの二人はスクープされていた。 さすがにちょっと可哀想だと思って藍沢聖夜に電話をすると、あっちも話しがあると言ってきた。 すぐにあたしの家に来たかと思うと、落ち込んでる、という顔じゃなくて何かを決意した顔だった。 「‥‥‥‥それで?」 話しやすいように聞いてあげると、しばらく黙っていたが、真剣な顔で話しだした。