「完璧な刑務所へようこそ!」 私はいつものようにこの刑務所の見学者たちに笑顔を向けた。 「それでは早速、順番に説明していきましょう」 見学者たちを引き連れて、島を一巡りする。 もちろん、彼らの私物はいっさい持ち込み禁止だ。 ボディチェックも念入りに行っている。 「ここが、最初に囚人が連れてこられる場所です。 この部屋の特徴は・・・」 私は自分が施してきた工夫を丁寧に説明していく。