生まれてから今まで、 ほぼ無菌状態で育てられた子供。 普通なら、 小さいうちにたくさんの病気にかかり、 白血球が細菌やウィルスと戦い、 免疫を獲得していく。 だがこの少年は、 皮膚でさえ、アルコールで清められて、 細菌がすむことを許されなかった。 腸内細菌のビフィズス菌が有名だが、 皮膚にも常在細菌というものがあり、 それは、年齢や性別に関係なく、 誰もが持っている善玉菌だ。 私たちが生きている限り共生していくはずのもの。