一瞬にして、

建物内の空気が冷えた。

皆、私の方を怪訝な目で見ている。

私は、肩で息をしながら、

この堕落した職員を見下ろした。


やがて、警察がやってきた。

どうやら、職員が通報したらしい。

不本意だが、

これですっきりする。

私の身元が確認された暁には、

もう一度

ここの連中を怒鳴りにきてやる。

病院にも文句を言うことを

心に決めて、

私は、抵抗することなく

警察の車に乗った。