%完璧なケータイ小説%


携帯電話を開発する際、

全国民が持つことを想定した。

そのため、

物忘れが酷くなった老人のことも

当然想定した。

そういう人たちが、

勝手に色々なものを買うことを防ぐため、

家族などの申し出により、

さまざまな禁止条項を

盛り込めるようにしたのだ。

支払い禁止もその設定の一つで、

あらかじめ決められたもの以外の支払いが

禁止されている。

禁止行為を行った場合、

物忘れになった人物が

徘徊している、

もしくは、

詐欺などの犯罪行為にあっている

可能性を考慮し、

すぐさま警察に通報することになっていた。