%完璧なケータイ小説%


病院から、市役所行きのバスに乗った。

降りようとして、

はたと気づいた。

お金が・・・ない。

携帯で支払いを済ませるつもりだったので、

財布はない。


「すまないが、

お金を忘れてしまって。

後で必ず持って行くので、

降ろしてもらえないか?」


運転手に告げると、

怪訝な顔をされた。


「その手に持ってるのは、

携帯でしょ?

それをかざしてくれれば

いいんですよ」