「完璧な親友。」


「はぁ?」


「だ~か~ら、

完璧な親友を募集してたんだよ。

で、その子の親友やってたの。」


「親友の演技しろってことか?

だって、そんなの、

本人になんのメリットあるんだ?

金払ってまでさ。」


「募集してたのは、本人じゃなくて、

その子の母親。

親友をほしがってるから、

募集したんだって。

で、私が選ばれたの。」


「具体的に何するわけ?」


「そうねぇ。

メールとか、お出かけとか、

コンビニでしゃべったり、

誕生日プレゼント届けたり。」