「・・・・・・。」 いつもは無視をされても 挨拶くらいはするんだけど 今日は こっちが無視をする。 真っ直ぐ自分の部屋に向かおうとすると 珍しく母さんに話しかけられた。 「一葉、ちょっとあんたに話があるの」 「・・・・・・・なんだよ」 まさかこれで 俺のこれからの未来が 変わってしまうなんて 思ってもみなかった────・・・。