最近のあたしは、不思議と九条さんのことばかり考えていた。

…これって好きってことなのかな?



でもあの日以来、九条さんとあたしは、シフトが一緒になることはなかった。





「ね…涼子、最近ご機嫌だよねぇ。何かいいことあった?」


お昼休み、一緒にお弁当を食べていた友達の優衣(ユイ)が聞いてきた。



「えっ?そんなことないよ。」

「えーっ!絶対嘘!うちらに隠し事はなしだよ…ねぇ遥菜(ハルナ)?」

「そうだよ~!」



優衣の隣に座っていた遥菜が、パンパンに口を膨らました。