次の日、あたしは学校に行った。
きっと学校に行けば、少しは気が晴れるはず。



だけど、通学路にある書店の前を通ると、やっぱり九条さんの顔を思い出してしまう。

あそこには…思い出が多すぎる。




でも学校に着けば、いつもと変わらない優衣や陽菜の姿があって、ちょっとほっとした。

優衣たちに、別れたこと話さないとね。