この時彼はあたしの 憧れの人で 好きな人になっていた。 もう族の名前も決まったので 行くこともなくなってしまった 図書室――… 彼の姿だけでも見たくて 毎日図書室の前を通った。 だけど総長のあたしが あんな真面目な人を好きになった なんて言えず、 日にちだけが刻々と過ぎていった。 そしてついに鷺は 東北トップまで昇りつめた。 でもそれは彼のいる世界と 別の世界だということを痛感させられた。