「仁~!おはよ」 手を繋いで、学校に向かう。 バレンタインから数日、あれから私たちはより一層仲良くなった。 あの女の人の脅しもちょっと怖いけど、今のところ特に何もない。 そう、安心した矢先のことだった。 仁と分かれ、下駄で靴を履き替えようとした時。 …手紙?が入ってる。 封をあけて手紙を読む。 『今日の放課後 体育館倉庫に来てね』 何だ…これ。 不思議に思いながら鞄に手紙を突っ込んだ。