心~保健室の先生と私~

佐野先生も、こんなところで働いてるのかな?


って、思った。


前にホストの先生に会ったってことは、その可能性もあるんだよなーってなんとなく思った。


「また来るわね」


「はい、お待ちしてます」


俺は常連のお客さんを外まで見送って。


店に戻ろうと思って、身体の向きを変えた。


「石川?」


自分の目を疑った。


ミニのスカートに、パーカーを羽織って、ミュールを履いた姿は。


前夜に会ったときのように、高校生には見えなかった。


手には、小さなカバン。


下を向いて歩いてたから、長い髪の毛で顔がよく見えなかったけど。


あれは、石川だ。


なぜか、確信した。