心~保健室の先生と私~

こんなこと言ったら、きっと石川は俺をからかうんだ。


すごいね、一瞬で女のことわかっちゃうんだ。


さすがホスト、ってな。


「石川、道案内」


「出て右」


送ってってもらうのに、ずいぶん不機嫌な言い方。


「辛かったら、寝てもいいぞ」


「先生、バカだね」


「あ?」


「私が寝たら、どうやって家まで連れてってくれるの?」


窓の外を見ながら、石川が言った。


「はー何言ってんだ、俺」


自分が恥ずかしくなった。


「声、出てるよ?」


そんな俺に、冷静に石川がつっ込む。