「愛花、何か飲む?」


「うん」


「ちょっと待ってて」


俺は愛花に布団をかけると、台所に向かった。


鍋を出して、牛乳を温めた。


少しだけ、蜂蜜を入れる。


甘いホットミルク。


これを飲めば、ぐっすり眠れると思う。


温まった牛乳をカップに注いで、愛花のもとに戻った。


愛花は目をつぶってた。


「愛花?」


その声に、目が開いた。


「眠ってるのかと思った」


「うんん」


愛花を起こして、カップを渡した。