ひたすらにシュート練をしているとき
体育館に人の気配



普通の人ならまだ昼ごはんを食べてるはず



俺は不思議に思い、振り替えると一番見たくないやつがいた



「ふ〜ん、バスケうまいんだ」



何故か上目線のタナカカイ


「べつに。つうか、なに?」


シュートをうちながら聞くとクスクスと笑い出す



「相変わらず怖いな〜
俺なんかした?今日あったばかりなのにきらわれちゃったみたいだね」



なんだか腹立つやつ


「なんも用ないんだったら出てってくれ。

練習の邪魔!」



「俺がみいちゃんと話してたからってやきもち?かわいいね」



「は?」




「吉池美海の彼氏。片桐隼人、君だろ?調査済み」



奴はそっと笑う
それに対して目はするどい


「そうだけど?知ってんなら必要以上あいつに近寄んな。


俺、性格悪からそういうの腹立つんだ」



ボールを抱えながら
タナカカイを見下ろした