「わしはお前とは縁を切るぜ。」



クゥは最後にそう言って去って行ってしまった。




クゥ…ごめん。





「これがビトレイアルの宿命よ。」



自分の応急手当てをする姫は自分に言い聞かせるように言う。



「この世界で生き残りたいならば下の世界との縁を切らなきゃいけないのよ。



…それがあんたにとっては手間がかかること…。」