俺はあたりを見回した。 その瞬間、槍が俺の頬をこすった。 悠太が投げた槍。 頬がじわじわと痛みだす。 「なんで仲間に…。」 「仲間?先に僕に攻撃してきたのは君でしょ?」 確かにそうだ。 「僕は君のターゲットでもあるビトレイアルを殺生しようとしただけだ。 君もそのためにこの世界に来たんでしょ? それをなぜ止めたの?」