――――…… 「雪波、今日からこの人があなたのお父さんよ。」 「ヨロシクね。 雪波ちゃん。」 『お、父さん…?』 私はまだあのとき、小学5年生だった。 昔から本当のお父さんの事は何一つ教えてもらえなかった私にとって、お父さんという存在は新鮮だった。 この時私はすごく嬉しかった。 私は毎日のようにお父さんと遊んでいた。 この頃からだろうか?お母さんの様子が変になったのは…。