「ただいまぁ」


いつものように旦那が会社から帰って来た。



「おかえり。」


今日も、今にも死んでしまいそうな顔。
まるで、世界の終わりだね。


あのね、世界が終わったのは私。


あんたは自分が蒔いた種なの。




「リサコ…また…死のうとしたらしい。」


携帯を差し出す旦那。


「別に見たくない。」

「俺…どうしよう。」



もうイヤ…


もうイヤ…


こんなの…









イヤ!!