父親『ここから、生きて離れるんだ。』         
父親は、少年に背を向けた。              
父親『…行けっ!』
沈黙の後少年は、深々と頭を下げ、走り出した。
         少年(もう、後戻り出来ない)
そんな言葉が、ずっと頭の中で駆け巡った―