男『もぉのむんにゃぎゃん』
鬼婆『なんだって?』
男は、ゴクリと口の中にあった
握飯を飲み込みお茶をすすった。
男『野々宮です。
野々宮 弦といいます。
[ののみや げん]
御馳走さまでした。』
鬼婆『はい、御粗末さまでした。』
鬼婆はお盆を、流しに運んで行った。
戻って来て鬼婆が、男の湯飲みにお茶を注いだ。