授業終了のチャイムが鳴り教材室をあとにしようとした時、羅葡が来る気配がしてサグレブに抱き着いた。 「何してんだ?」 「羅葡が来る」 「離れてくれない?」 「羅葡の気持ち知りたくないの?」 「……やめとく」 離そうとしたら羅葡がドアを開けて勘違いをした。 後悔した。 これを気にルミナリエと羅葡が接近しあんな事になるなんて。 私はただ、ルミナリエに私の事を好きになってくれれば良かっただけなのに……。