“ドンッ”


誰かがぶつかってきた。


「あらぁ〜ごめんなさいね。見えなかったの♪」



「「「クスクスクスッ♪」やだぁ〜♪」」



わざとらしい。ってわざとか。



「はぁ〜」



思いっきり溜め息を付いた。



「あらぁ。オクトルーン【8文の1の混血児】が、ピュアブラッドチルド【純血児】に文句でもあるのかしら?」


又、溜め息を付いてやった。
黙ってる私じゃない。


「馬鹿にしてるの?」


「哀れだな♪」


「「「なっ!?…」」」


「ピュアブラッドが偉いなら下に構ってないでもっと、自分磨いたら?あっ!!顔に自信ないから下の奴らを虐めてるの?とばっちりなら辞めてくれない?」


「はぁ〜?いい気にならないで!!」


「なってないし、ピュアブラッドならピュアブラッドらしくしなって言ってんだよ」


「あんた何様よ!!」


平手が跳んできた!
ぶたれると思って目を瞑った……けど、痛みが来ない?
目を開けてみたら前に人が立っていた。