桜木?今日は担任居るし、何の様だよ。


保健の神崎先生と込み入った話をしていたら


「水澤さん、後は桜木先生にやって貰って?」


「えっ!?ちょっ…」


「じゃぁ〜よろしくお願いしますね」

と行ってしまった。






何でだよ。
今、コイツと2人っきりなんて嫌だ。





「警戒しすぎ」


「……」


「さっさと飲まねぇからぶっ倒れんだよ。ほらっ」


腕を出された。


「何ですか?」


「首じゃ変な噂が広まるから腕から飲め」


「要らない。意味解んない」




そしたら、神崎先生の机からカッターを出して腕を斬った。


「なっ!?何してる…」


「血が出ちゃったから止血してくんね?逆手じゃやりにくいから」


わざと私に飲ませるために……。
仕方無く頂戴した。


“ドクンッ”
心臓が大きく脈打つ。


ヤバイ。止まらない。コイツの血




























「水澤、もぅ止めてくれ。俺が貧血起こしそう」


我に還った。


「ごっ…ごめんなさい!!」


「いやっ。大丈夫か?」