まさおの父親…長の元に行った。



「羅葡?」



まさおに劣らず端正な顔立ちだ。



「長、私は…ばあちゃんみたいに何かを持ってる訳でもないし、親父やまさお…みたいに頭良くない。甘やかされて育った分どうしたら良いかわからない。光希と一緒になりたいけど…この先の事を考えたら怖くなった」


「じゃぁ〜この世界でこの世界の奴と一緒になり生涯を共にするか?」



「……」


時間があって無いこの世界、私がまさおの子供だと知って皆文句を言わなくなってた。



「それもいいかもね…」




現実逃避をしてしまった。










人間界では皆が私の事を心配していたなんて……考えもしなかった……考えたくなかったのかも。











光希には幸せになって貰いたい。チャントした人間と。