「まさお、何で羅葡は血を飲むの?」


曾祖父のまさお(人間の時の名前)に聞いた。


「すまんなぁ〜まさおがいけないんだよ。まさおがオババを好きになったから」

「わかった。羅葡は人間好きにならない」


「ハハハッ!!それは難しいぞ。羅葡には出来るかな?まさおの血が濃いからなぁ〜」


その時は意味不明だった。














「羅葡様?おはようございます。朝です」



メイドの声で起きた。
久しぶりにあの時の夢を見た。
1日憂鬱だな。
朝食を食べるのもやめ学校に行った。



食べないのを後悔した日になってしまった。












「朝から体育って最悪だ」


「羅葡、顔ヤバイよ?」



「飲む?」



「要らないし大丈夫だぃ♪」



せめて朝食食べてくれば良かった。
太陽がギラギラ照らすのに体育館でバレーって拷問に近い。




案の定、貧血と脱水でぶっ倒れた。


保健室に運ばれスポーツドリンクを飲まされたけど、そんなんじゃ喉は潤わない。


「神崎先生」


「あぁ桜木先生〜良い所に……」