「皆、席に座ってくれないか?」 じいちゃんが言った。 「羅葡は光希呼んで来て貰って?」 「…うん」 電話をかけに行った。 「セナ、羅葡には全部話すわよ?いい?」 「あぁ」 「羅葡には耐えられないかも知れない。セナも覚悟しておいて。」 「……」 光希が到着し皆が弁護士の話を聞いた。 「故・水澤まさお氏の遺言を読み上げます。 遺産は全て娘…羅葡に譲り渡す」