『直樹ー、おきなさい、遅れるわよ』

『ん"ー』

僕はゆっくりと目をあけて時計を見た。
『ええー!!!』

時計を見ると8時をまわっていた。

今日は受験日。

いつも通りの朝を迎える予定だった僕にはいきなり予定が台無しだった。

どうこう言う暇もなく、僕は顔を洗い、髪をセットし食卓に向かった。

『遅れるー!!』

僕は用意されていたパンをかじっただけで家を出た。

『いってきまーす』