「11時30分……そろそろ、向かうか…」


ブラックは会社を出ようとした。


「俺も行く」

「危険な目に遭っても、私は助けないぞ」

「それでも良い…見てみたいんだ…」


深黒は言いました。


「死にたいなら好きにしろ」


ブラックの黒いマントが舞った。


少女の物とは思えないほどの貫禄がある。