「ぐはっ!!」

…そう倒れた男は…
口から血を流していた。


男が倒れたのは…


勿論………


「見え見えの芝居してんじゃぁねぇぞ!
虫唾が走るわ!」

ラックスの仕業…。


倒れた男に唾を吐き捨て、
白い煙が細く出る銃口に息を吹きかけた。


「…おめぇは!
軽率な行動は止せと言っただろーが!
このあほう!!」

ラックスの頭に拳骨を食らわし、
そう眉間に皺を寄せるライター。


「何しやがる!
殺っても良い。そう言ったのは
ジキルだろーがよ!」

と、言いながら…
ライターの後ろに迫ってきた男を
撃ち殺す…。


ズガーン!!


大きな音がまたもや鳴り響いて…
男は倒れた。