「チッ」 (後ろか…) ジキルは舌打ちを鳴らし、 ルアンを思いっきり、 自分のいる方とは反対側に押した。 そして自分も、ルアンから離れるように その場所から離れる…。 バコンッ! そう音が鳴り響いて… 大きな鉛の塊がついた長い鉄の棒が 2人が居た場所に大穴を開けた。 その武器は…作りは同じだが、 明らかにライルの物とは違う。