「……」 私は答えずに黙りこんでいた。 すると── 「おい。聞いてんのか? シカトしてんじゃねーぞ?」 さっきとはまったく違う声、表情で私に顔を近づけてきた。 震える私を見て、 笑ってる。 「自分の立場、考えよーねぇ?」 この時、 怖いどころじゃない。 体の震えが止まらず、 涙が流れた。 私は、どうなるの?