「お、お兄ちゃん。おはよ」 「おぅ。おは──……」 私が挨拶して、お兄ちゃんが振り向いた瞬間。 お兄ちゃんが、固まった。 「ど、どちらさまで?」 いつもと違うお兄ちゃんに、私は笑いをこらえながら、 「美都だよ」 と、言った。 次の瞬間、 抱きしめられた。 突き飛ばしたら、 何か、泣いてた。 お兄ちゃんきもちわるっ!! 私は、泣きながらお父さん達の仏壇に話しかけてるお兄ちゃんをほうって、 家を出た。