そのときふいに
隼人のことを
思い出した
思い出すと
何故か急に声が
聞きたくなる
開きかけた携帯を
クッションの上に
ほうり投げた
こんな時間に
用も無く電話する
のは迷惑
隼人は4時起き
だから起きては
いるだろぅけど
それは毎朝の
仕込みのためであって
決して暇してる
わけではない
ってか逆に
忙しいだろぅし
だいたい
なんであたしが
用も無く隼人に
電話しなくちゃ
いけないんだ
そぉだよね
そぉだよ
ベッドに横になれば
必然的に眠りに
ついてしまうため
あたしは読みかけの
雑誌に手を伸ばした
表紙をめくった時
携帯が光ってる
のに気づいて
なんとなく手に
取った
画面が示すのは
隼人からの着信
なんで
こんな朝早く...
ってかなんで
このタイミングで?
疑問を抱きながらも
心無しか
少し嬉しかった
それを悟られないよぅ
あたしは通話ボタンを
押した

