輝は、私を近くのベンチに座らせた

「別に、無理するなよ」

「だってぇ.....。」

「もういいや
気にしてないから
それより、あれ乗ろうぜ」

輝が指さしたのは、観覧車だった

「観覧車ならいいよ!!
じゃあ、早く行こう!」

「気持ちの切り替わり早いな(苦笑)」

「前向きなの!!」

私と輝は早速観覧車に乗った

「ねぇ、輝!!
見て!!
海が見えるよ」

「まだ、春だから少しさみしい感じがするな」

「うん
ちょっと、そんな気もする
でも、きれいだね
あっ!!
もうすぐ頂上だ!」

「ひかり
こっち向いて」

「ん??
なに??」