瑠衣Side
今日も俺は、
あの子を思いながら
外を眺める。

『宮岡ぁ~授業中だぞ~』
こんな先コウの声なんて耳にはいらない。

今は、あの子だけ…

河原で出逢ったあの女の子。。あどけない顔で笑う
あの子だけ……

ウチの高校の制服だったから
多分一年だろう。

あの子が頭から離れない。
名前も知らないあの子を待つ。