「おはよう!」 「おっはよう!」 次の日の朝、いつも待ち合わせしている交差点で純子と挨拶を交わした。 ホムペに書き込まれた宣伝には触れないようにした。 興味がないということを意識させたかった。 純子から話しを持ち出されないように昨日見たテレビ番組を話題にして積極的に振舞う。 「今日はハイテンションだね」 純子が私の顔を覗き込む。 「そうかな」 私は怪しまれないように作り笑いでごまかした。