羊さんが締めていた腕をグィと上げ、純子の足が床から離れると顔が見る見る赤く染まっていく。 「ぐっ……」 酸欠状態の純子は悶え喘いだ。 「やめて、な、なんでもするから……」 私は両手と両膝を床につけ、土下座をする格好をして崩れた。 すると亜里沙ちゃんがその言葉を待っていたかのようにニヤッと笑って私に近づいてくる。 「またお姉ちゃんとして戻ってきてくれる?」 亜里沙ちゃんの問いかけに私は小刻みに首を縦に振って応える。 「本当に?」と再度尋ねられ、今度は大きく頷いた。