「なにするの!」 2階から声がした。 私は階段を駆け上がる。 廊下にいたのは3人。 亜里沙ちゃんと羊さん。 そして、なぜか床に両膝を付いて座っている純子。 「じゅ、純子」 私の声に反応して3人がこっちを向く。 「ミキ……」 純子が立ち上がり、私のところへ逃げてこようとすると、羊さんが腕を首に巻きつけて引き戻した。