「旦那と待ち合わせしてるの。…そろそろ行かなきゃ…」 美紗が言った。 行ってしまったら、きっともう二度と会えないだろう。 もう…本当に終わりなんだと思った。 「それじゃあ…さようなら…」 「…朝陽君…っ!」 美紗が俺の腕を掴んだ。 「私……あの時私は確かに朝陽君が好きだった。それは…後悔してない。本当に好きだった…だから、朝陽君も前に進んで?あの時のことを…思い出にしてよ…」 そう言って、美紗は行ってしまった。