「沙羅」 急にこっちを向かれる。 真剣な眼差し。 一度も見た事のないような・・・ 翔の目は青空のようにすんでいて 吸い込まれてしまいそうだった。 「ど、どうしたの??」 少しでも距離を置こうとして 一歩、ニ歩と後ろへ下がる。 どうして自分でもそうしたのか よくは分からないけれど。 なんだか予感がしていた。 とんでもないことになるような そんな嫌な予感が・・・