Traumerei




「あ」


「えっ!何?」


前方から歩いて来る人物。


「先生来た」


「やだ!あたしお弁当食べ終わって無い!
サボるから!!」


愛妃はお弁当を持って教室を出て行った。


「…馬鹿だなあいつ…
…あれ?」


隣を見ると高宮君が居ない。



「……転校初日にサボるとか……」



あたしがそう呟いてるうちに先生は入ってきて授業を始めた。