だって、
ムカツクじゃん!

たまにいるんだよね
キャバ嬢を馬鹿にしてる奴ら!


こんな奴に
好かれなくたって
別にいい。


目なんか
まんまるくして
驚きを隠せないみたいね

フッ、笑える


キャバ嬢みんなが
指名欲しさに
媚びてくると思うなっ!
馬鹿が!!

「あ~早く帰りたい」

こんな奴らと
付き合ってられるかっ!

私は早く帰りたいんだ!

ッツウノ!

『普通、
客の前で言うか?』
 と、普通の方。

「だってぇ、
私2時までだもん」

本音バリバリな私。

『は?』

「だからぁ~、
 女の子いなくて、
仕方なく貴方達に
ついているの
 タダ働きなんだから」

(って、嘘だけど)

しばし
冷ややかな空気になるかと思いきや

普通の方が
少し乗り出して言った。

『お前、面白い奴だな』


(クッ、くいついてきた。
なんなの?
こいつ)

『もっと
飲もうよぉ~』
 と、イケメン。

(なんか、
この2人の会話に
ついていけない。
っていうか、
今さらFreeの客なんて
い・ら・な・い・し)


「あっ
10分たった!
じゃぁねぇ〜
ごゆっくり〜」


と、
軽い口調で
早々とそのテーブルを
後にした。