通常では男性は
離れて座り、
キャストが間に座るもの

でも、
この角のテーブルには
何故か
2人並んで座っていた。

(キャストが
1人もついてないからカナ?それとも、
”イケメン”は
慣れてそうだけど
もう1人の方は通い慣れてなさそうだから
座り片がわからなかった
?トカ…)

私は
当然早く帰りたいから
2人の間に座るのを避けて反対の角の席に座った。

(今までの経験から言うと、キャスト1人しか付かないときは、男性2人の間にキャストが座ると
トイレにも出してもらえないくらい
ふざける奴らが
多いからな)

「あれぇ?
明日仕事じゃないんですかぁ?」

(とりあえず、何気ない
他愛もない会話から入ろっと)


『仕事だよぉ~。
お姉ちゃんは?』
と、イケメン。

「お姉ちゃんって…
どう見ても
私より年上の人に
そう言われると
何か変な感じ」

『え?年下なの?』

(はい、はい。
よく言われますよ。
昔から大人びて見られるからね)

「え~、
絶対そうだよぉ~
私22歳だよ。
2人はいくつ?」

『はぁ・・・疲れたな。
明日もだりぃ~なぁ』

と、普通の方。

「って、人の話聞いてないでしょ」


『え?なんだったっけ?』

(年齢なんて、
別に知りたくないし
ど~でもいいのは事実だけど、そういう店に来たんだから
会話くらいしろよ。)

「だからぁ~」

『結婚するなら
いいタイプだな』

「は?」

(何なの?この人。
意味不明なんですケド…)
しかも、
なんだかカチンとくる

『そうっすねぇ』
と、イケメン。

『だろ』
と、普通の方。

「っていうか、
彼女いるの?」

『いや、今いない』

「だろうね。」

『は?』

「もうちょっと、
頑張らないと
彼女できないよ」

リーマン2人顔を見合わせる。