それでもね。
こんな私だって、好きと言ってくれる
お客さんの気持ちに、
こたえてあげたいと思った事もある。

でも、やっぱり言葉で嘘はつけても、
自分の気持ちに嘘はつけなくて…

結局、
「恋」は芽生える事はなかった…

実際問題。
少し信用できないっていう理由もあったんだけどネ。

汚い女の世界にばかりいると、
誰が本当の事を言ってて
誰が嘘を付いているか、
誰を信用していいか
わからなくなることが多くて。

「好きだ」って言われても、

「なんで、この状況で人を好きになれるかなぁ?」

なんて、冷静に考えちゃうんだよね。

「他のお店に行っても同じ事言ってるんじゃないの?」

なんて考えちゃう。


コッチが駄目なら、アッチ。
とか・・・・、やっているんじゃないかって、
考えちゃうんだよね。

ま、実際のところ。
本当にそんな奴もいたりして

「なぁ~んだ。考えて損したぁ」

なんて、場合もあったりする。

そして、そうゆう奴ほど
立ち直りも早いのも事実。(笑)


それにしても、
私も結構ひねくれたなぁ~。


と、実感する毎日だったりするんだな。


だいたい、
お客さんがこう言ってきたら
コウ返せば話がおさまる!!…とか

コウ話せば、会話は盛り上がる!!…とか


結構、培ってきたマニュアルが頭にインプットされている。

パターンが決まってたりするんだよね。

初心者の頃が懐かしいわ。

あの時は、必死でさっ。

どうしたらいいか、わかんなくてさっ。

自分がこんなふうになるなんて、
思ってもみなかったのにな…






変わらない毎日に、
馴れ合いと嫌気がさしていた。