「寒い…」 マヤは一人で下校していた。 冷たい風のせいで頬と耳が赤くなっている。 早く家に帰ろうと思いながら歩いていると、見覚えのある人がマヤの前を歩いていた。 「…ハルト?」 その人は足を止め、マヤの方を向く。 マヤと同じように頬と耳が赤くなっていた。