今の仕事を本格的に始めた時も、潤は戸惑ってた。 “碧、来ていいのか?” 仕事を始めてすぐにあった潤の誕生日。 毎年日付が変わった辺りで祝いに行ってて。 だから仕事を終えて潤の家を訪ねたのは俺には当たりまえのことだった。 “【杉原碧杜】が親友の誕生日祝っちゃダメなわけ?” そう言って笑った俺に潤は少し恥ずかしそうに口の端を歪めてた。 潤の癖。恥ずかしいのか、嬉しいとすぐ緩む口元をいつもきつく結んで抑える。 逆にわかりやすくておもしろい。 潤は知らない。 俺がどれだけ頼ってるか。